探求心と自立心を育む子育て①

中村「お母さん、本日は貴重なお時間頂きありがとうございます。早速、事前にお伝えしていた項目について質問させて頂きます。

Q1、けんごくんが主に昆虫について自発的に探求心をもって取り組めたきっかけについて

教えて頂けますか？」

 

M様「実は元々虫は結構苦手でした。元々植物が好きだったので、自然に触れさせてあげたいなぁと思って、庭のある家を探して引っ越しました。だけど、そこには虫が結構たくさんいたんです（笑）周りが虫だらけという環境のお陰で免疫ができたのもあるのかなと思います。

 

あとは引越し先のご近所の方にカブトムシを飼育している方が何人かいらっしゃって、その方々から話を聞くうちに虫に対する興味がさらに広がっていったのかもしれません。その方の一人から公園にカブトムシがいる事を聞いて一緒に見に行ったりして、ムシキングというゲームに出てくるフィールドと似ている事もあり目を輝かせていましたね。このあたりからけんごの虫に対する情熱は見え始めていました。」

 

中村「なるほど！そんなきっかけがあって虫を好きになっていったんですね！この話に付随して2つ目の質問をさせて頂きます。

Q2、一つのものに集中して取り組むような性格は何歳ぐらいから見られていましたか？」

 

M様「3歳の時にはもう今と同じような性格だったと思います。トミカにはまったらひたすらトミカ、ぷらレールにはまったらひたすらぷらレールのような形で毎日遊んでいたと思います。ただ、おかあさんといっしょなどの子供向け？の番組にはあまり興味をしめさなくてすぐ飽きてしまっていましたね。その代わり、私もよくわからないようなマイナーな番組にははまっていました（笑）このはまる性格は集中出来るという事なので、親としてもこのまま持ち続けて成長して欲しいと思っています」

 

中村「ありがとうございます！今のけんごを知っていると当時の様子がありありと思い浮かんでくるようです（笑）けんごは今勉強も頑張っていて、子育てがとってもうまくいっているように見えます。逆の質問もさせて頂きます。

Q3、子育てで困っていることは何かありますか？」

 

Ｍ様「今の子供たちの世代に共通している事かもしれませんが、将来に悲観的な感じがある事に少し困っています。今の15歳ぐらいの世代がこれからの日本を輝かせていって欲しいなとは思うのですが、、、若い世代の方が不利だとよく言っているのが勿体ないなぁと思うので少しずつポジティブな考え方を持ってほしいです。小学校の時はネガティブな感じがなかったので、ニュースの情報や中学の周りの子たちに影響を受けているのかもしれませんね。」

 

Ｍ様「困っている事は少し前まではこれ以外もあったのですが、「ありのままの姿を愛する」という言葉を尊敬している方が話しているのを聞いて、片付けが出来ない事などはそのままでも良いのかな？と思うようになれました。友達がいて、健康でいてくれる事を感謝して見守ろうと今では思っています。」

 

中村「ありがとうございます。やはり素敵なお子様を育てるには親御さん自身も成長する必要があるという事ですね。最後の質問に移らさせて頂きます。

Ｑ4、今後どのように育ってほしいと願っていますか？」

 

Ｍ様「人とのご縁を大切にしながら、ありのままの自分の性格を活かしてほしいなぁと思っています。大介先生は勿論ですし、学校の先生や塾の先生、プログラミングの先生などけんごの長所を見てくれる人がたくさんいて、けんごは人にとっても恵まれていると思っています。彼の性格は周りの人たちのお陰で出来上がったのだと思っています。

　そういえば、私も本当に凄いなと思った出来事がありました。けんごはアレルギーがたくさんあって、遠足の時もお芋のお菓子しか持っていけない事が多いのですが、普通ならひねくれちゃったり、しょんぼりするところ、彼は持って行った芋のお菓子を友達たちの間に流行させてブームを作っているのです！そんな事私には出来ないなと思って自分の子供ながら尊敬しています。」

 

中村「なるほど、お子様を尊敬しているお母さんの姿勢がとっても素敵です。ありのままを受け入れてくれるお家があって、興味を伸ばしてくれる周りの環境があれば、好きな事に没頭できる性格になったのもとってもうなずけました。この度はお時間頂きありがとうございました！」