探求心について研究するには?

 家庭教師業を始めてから6年間子供たちと関係を築いてきて、探求心が元からとっても強い子、探求心が元々なかったけど後からついた子、探求心があまり伸びなかった子といました。僕自身探求心が強いので後からついた子というのは、長く僕とレッスンを共にしてくれた子が多かったように思います。一方で探求心があまり伸びなかったと感じる子は、残念ながら様々な事情で短い期間のレッスンで終わった子が多かった印象です。

 私の思う探求心が伸びる条件は

 

①知的好奇心が強い事

 

②新しい知識を既存知識の深さ方向または水平方向に紐づけしていける事

 

だと思っています。①については知識欲の大きさによって決まっていると思われますが、知識欲がどんな要因で強くなるのかも明確ではありません。②については思考についての技術に近いので後天的に育っていくものだと思われます。私とレッスンをした際に探求心が伸びるのは②の要因が強いのかもしれません。

 

 私の意見は上記内容ですが、探求心の伸びがどのような要因で決まっているのか?について定量的に論じている本、論文などはなく(2023/08/10 日本語、英語)論者自身の解釈であったり、小中学校などの理科についてなど特定条件下についてアンケートを使って調べたものを結果としてまとめたものしかないように思います。(調べ不足の可能性もあるので、もしご存じの方いればメッセージ頂けると嬉しいです。)

 

 そこで探求心を伸ばすにはどんな要因があるのかを定量的に調べたいと思います。調べる為にすぐに思いつくのが「多変量解析」で複数の要素から知りたいものに一番影響を与えていそうな要素はなにか?を調べる事ができます。「多変量解析」で幸福について調べたのが前野隆司先生で捉えどころのない幸福という概念に対して重要な4つの因子を説いています。

 この多変量解析を使って探求心に重要な項目を抽出するとしたら誰になにを聞けばよいのでしょうか?次回のブログではアンケートする内容について検討していきたいと思います。